今月のエロゲ事情etc

今月のエロゲの日はどうだったんでしょうか。ドリパ前ということもあって08年では一番落ち着いてる月だったんじゃないかと思ってます。その分5月〜7月に反動が来てるのでこの3ヶ月は阿鼻叫喚になりそうな予感。つーか物価、特に食材や生活品の値上げが激しい上に公共料金まで値上がりするのに給料はあんまり上がらないのってどうなんですかね日本の企業。エロゲは何だかんだ言っても高いのにこんなに集中的にされたら買えなくなるぢゃないですか。


つーか店舗特典とか何種類もつけるの正直もう止めてくださいみたいな。今月くらいから祖父とメッセ以外でも布モノつけるようになってきたし、正直店舗独自のドラマCDだけでもどうかと思ってるのにここまで店舗数が増えてくるとなんかもうこの業界はこの先衰退の一途だなぁと思えるわけですよ。近い例だとefとか続編とはいえアニメ成功してるんだし特典つけなくても売れそうなのになぁ。そう思うとなんかおかしい話だ。とか言いつつも結局買ってしまうのがオタクなんですが。


店舗特典で布モノとか売れ残ると結構赤字出るんじゃないかなぁ。テレカは原価がそんなに高くないとは聞いたことがあるけど布モノは質でかなり差が出るしなぁ。素材からするとメッセとか絶対高い感じがする。同じ日or月に発売するソフトで複数の店舗で布モノ特典があるっていう状況がこれから少なくとも3ヶ月は続くことになりそうなので、特典目当ての複数買いは間違いなく死亡フラグになりつつありますな。


なんでこんなに特典合戦が繰り広げられているんだろうと思いましたが冷静に考えてみれば価格競争があまり出来ないからですよね。正確には出来なくなってしまった、でしょうか。ちょっと事例を考えて見ましょう。


1.布モノ特典が1店舗のみ→布モノ特典をつける店舗が寡占状態
2.布モノ特典が2店舗以上→布モノ特典をつける店舗が半寡占状態、中古販売店に新古品が流れる
3.録りおろしCDが2店舗以上→2.ほどではないにしても2.のような状況と化す
4.書き下ろしテレカとオリジナルテレカ→書き下ろしのうち好きなキャラetcでテレカを選びその店で買うor個々人の好きな店(お気に入りの店とかなじみの店とか)で買う
5.特典無し→低価格ソフトや再販廉価版などが殆どで新作フルプライスソフトにはまず考えられない(一部例外はあるが圧倒的に少ない)


1.なんかは最近だと1/25のFAでしょうか。実際に寡占になったかは知りませんが祖父の店舗数や販売本数を考えると他の店舗とは比べ物にならないくらいの本数を売ってそうです。2.3.はこれまでにもあったことなので別に珍しくはないですね。基本的に特典目当てで複数買い→1本残して即売却→新古品増加+買取価格下落の流れがありますので。4.は中古アニメショップ(k-books etc)やオークションに流れることが多いのでテレカ収集癖の方はそっちで集めてる気がします。書き下ろしだけは全部普通に買って集めるとかする人もいますけど絶対数がどう考えても少ないでしょうからキャラ人気があまり極端に偏らない限りは寡占状態にはならないと思われます。5.は価格の安いところとかポイントのつくところとかいろいろ選択肢はありますね。


考えたのは上記の5例だけですが、テレカ収集癖のある方や布モノに興味のない方も多くいらっしゃるとはいえ布モノ特典はオタにとってもうコレクターアイテムの代表の1つと言えるほどになってしまっているのでそりゃあ布モノつけるところに購入層は集まるわけですよ。布モノはほぼ必然的に書き下ろし絵(しかもおおよそエロい)になりますし、テレカよりサイズがかなり大きいために鑑賞用としてもテレカはサイズが小さすぎるわけで。厄介なのが人気原画家のゲームで2.のパターンになるとそれはもう凄まじい勢いで中古に新品が流れていくわけで。独自の布モノ特典をつける店舗数が増えるほど中古に流れる数も増えますので。あまり度が過ぎると「色んな店舗が店舗特典つけすぎで購入意欲無くなった」パターンも出てきそうです。


価格競争出来ないのは上記のような例では新古品が発売日当日に大量に出回る→普通に新品買うよりも安く買えるがあるからで。最近は予約キャンペーンとかもしてるけどそういう特典もセットで売れるから結局新古品にもついてることが多いですし、新品を買う人はその店の特典があるからと考えられているので店側に価格を下げるメリットがあまり無いからでしょう。ついでに言いますが、布モノつけるときは○大特典とか良くやってますけど日本人の弱い言葉『限定』みたいなもんでお徳感を出してるんですよね。俺たち釣られやすすぎ。


そんなこんなで店舗が特典に布モノをつけるとそのソフトに注目は集まりますし、基本は萌エロなソフトが多く絵買いの人もいるので言い方はあれですが釣りやすいという。特典って言ってもそれ自体でも利益を出すので確実にヒットしそうなソフト(所謂大作ソフト)なんかはほぼ布モノつけて大々的に宣伝するわけだ。逆に残ると赤字が大きくなるので売れるかどうか微妙なラインのソフトにはテレカで我慢しろよってわけですか。なんか特典売るためにソフト売ってるって感じで本末転倒ですよ。そう考えると店舗の判断で特典の種類etcを決めていたことから発生した状況なんですねぇ。


つーか上の状況はテレカ特典はもう飽きられたということ一言で言えると気付いた。長くてゴメンとか言いません。私の今後の希望としては布モノつける店舗は最大3店舗まででそれ以上の店舗の場合だとメーカー側が申請した店舗から抽選して2店舗にするとかまあそんな感じ。店舗の販売数がメーカー抽選によって左右されるとか面白そうですね。大作に当たればラッキーみたいな。まあそれやろうとすると同日発売のソフトのうち、ある1店舗のみに色々な新作ソフトの布モノ特典が固まることもあれば逆にバラバラになりすぎて何店舗も回らなくなるということも起こりうるので実現はしませんか。